外貨建てMMFとの比較・違い
外貨建てMMFとは・・・
このページでは、外貨建てMMFと外国為替証拠金取引(FX)の比較をしています。
日本の低金利は現在(2007年)まだ低いままですが、それに比べて高い金利が得られる海外の通貨に投資をする方法として、 外貨建て預金のほかに、
外貨建てMMF
というものがあります。
まず、MMFとは、Money Management Fundの略で、国債、地方債、格付けの高い会社の社債、 コマーシャルペーパーなどの格付けの高い債券などを用いて、証券会社が運用している投資信託の一種です。安全性が高く、 ほぼ確実に元本は帰ってきて、預金よりは高い金利(2007年2月現在で0.34%程度)がもらえます。いつでも、購入や換金ができますが、 30日未満で解約するときは、1万口あたり10円程度の手数料が引かれます。
外貨建てMMFというのは、このMMFの外貨版で、運用先が、外貨の国債や地方債(例えば、米ドルMMFなら、 アメリカの国債やアメリカ各州の州債などが運用先になります。)などの高格付けの商品となっています。普通のMMFと同じように、 外貨ベースでの元本はほぼ確実に返ってきて、預金より少し高い金利がもらえます。ただし、為替リスクはありますので、 日本円ベースで元本が返ってくるかどうかは分かりません。また、外貨建てMMFは円のMMFとは違い、 30日未満で解約しても手数料は取られません。
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外貨建てMMFと外貨建て預金との比較
この外貨MMFか外貨預金か、どちらがお得か悩ましいところですが、外貨建てMMFの方が外貨建て預金に比べて、 以下の4つの理由でおトクです。
1.為替スプレッド(手数料)が小さい
会社によって、為替スプレッド(ドルを買うときの為替レートと売るときの為替レートの差。手数料みたいなもの)は異なりますが、通常、0. 5円から1円程度で、 外貨預金の2円程度と比べると半額程度になっています。
2.いつでも解約可能
外貨預金は、定期預金なので、最初から決めていた満期日まで解約することはできませんが、外貨建てMMFはいつでも解約可能です。
3.ちょっぴり高い利回り
同じ通貨であっても、外貨MMFの方が少しだけ利回りが高いです。例えば、2007年2月現在の米ドルの1年外貨預金の利回りは3.7% ですが、外貨建てMMFの利回りは4.66%です。
4.為替差益は税金がかからない
通常、外貨を買った値段より売った値段が高くて得られる利益(為替差益)には税金がかかるのですが、 なぜか外貨MMFだけは税金はかかりません。なので、節税したい人にはいいかと思います。ちなみに外貨預金の為替差益は、 外国為替証拠金取引 (FX)と同様に 「雑所得」となります(つまり、総合課税になり、給与所得と合算した合計金額で税率が決まる)。
外国為替証拠金取引(FX)の税金については、「FXの税金・確定申告」のページをご覧下さい。
なお、為替差益が税金がかからず、利子については源泉徴収ですので、外貨建てMMFでは、確定申告が要りません。
こう見ると、外貨預金をするぐらいなら、外貨MMFが断然おトクということになります。
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外貨建てMMF外国為替証拠金取引との比較
外貨建てMMFと外国為替証拠金取引(FX)とを比べると、やはり、外国為替証拠金取引(FX)の方が有利です。理由は以下の3つ。
1.為替手数料
手数料は外国為替証拠金取引(FX)の方が圧倒的に安いですね。外貨建てMMFが50銭程度である一方で、外為保証金取引(FX) は5銭程度です。FXの方が10分の1ということになります。
2.証拠金(保証金)取引ではない
外貨MMFは証拠金(保証金)取引ではないので、いくら外貨の利率が高くても、4%から5%程度の利率しか取れません。一方で、 外国為替証拠金取引(FX) は証拠金(保証金)取引ですので、スワップ金利(ポイント) だけでも50% 近い利回りを取ることが可能です(ただし、50%近い利回りを取れる分、為替リスクも高いということになります)。
つまり、外貨建てMMFは1倍の為替リスクしか取れない代わりに、1倍のリターンしか負えない。一方で、外国為替証拠金取引(FX) は1倍から10倍までの為替リスクを自分で選んで取れる代わりに、リターンも1倍から10倍まで選べるということになります。
一点気をつけなければならないのは、これは日本の金利が低い間だけ、比較が可能だということです。日本の金利が上がれば、 米ドルの金利が変わらなくても、米ドルのスワップは下がります。
3.外貨が高くなるときしか儲からない
外貨建てMMFは「買い」しかできませんので、外貨が高くなると予想したときしか買えません。一方で、外為保証金取引(FX)は「買い」 も「売り」も両方ともできます。儲けられる投資チャンスは、それほど多いものではありません。 なるべく多くの投資チャンスがある方が有利なのは確かです。
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外貨建てMMFがお得な場合
しかし、一方で、外貨MMFが有利な点があります。それは、「日本の金利が上がろうと下がろうと、アメリカが金利を下げない限りは確実に年利4% の金利収入が得られる」という点です。
日本の金利は0%以上下がることはありません。したがって、アメリカの金利が変わらない限り、 レバレッジが1倍のときの外国為替証拠金取引(FX)のスワップ金利(ポイント)は4% を超えることはありません。しかし、日本の金利が上がれば、スワップポイントが4%から小さくなる可能性はあります。
これらをまとめると、外貨MMFと外国為替証拠金取引(FX)の比較は以下のようになります。
| 外貨MMF | 外為証拠金 | |
|---|---|---|
| 金利収入 | 安定的 (外国の金利が下がらない限り) |
・日本の金利が上がれば少なくなる ・レバレッジを上げれば数十0% も可能 |
| 為替差損益 | 1倍のみ | ・1倍から10倍まで調整可能 |
| 買うタイミング | 外貨が上がっているときと予想したときのみ | 外貨が上がるときも下がるときも可能 |
| リスク | 1倍のみ | 1倍から10倍まで調整可能 |
| 為替スプレッド | 50銭程度 | 5銭程度 |
レバレッジが1倍の外国為替証拠金取引 (FX) と外貨MMFを比べると、日本の金利が上がろうが確実に外貨の金利が獲得できる外貨MMFの方が有利ということになります。
一方で、外貨MMFは確実に為替スプレッドを50銭(0.5%)を支払わなければなりません。
したがって、「日本の金利が今後1年間で0.5%以上上がらないと予想すれば、外国為替証拠金取引(FX)の方が有利」 ということになります。
実際には、仮に、日本の金利が0.5%以上に上がるとしても、半年後や9ヵ月後なので、現時点(2007年2月)においては、まだ、
レバレッジ1倍の外国為替証拠金取引(FX)の方が有利
ということになるでしょう。
もちろん、多少の為替リスクを背負っても、がっつり利益を上げたいという人にとっては、圧倒的に外国為替証拠金取引(FX) の方が有利ということになります。
なお、外貨建てMMFを申し込むのであれば、断然、E*トレード証券
とマネックス証券
がおすすめ証券です。
まず、E*トレード証券は為替スプレッド(手数料) が50銭と外貨建てMMFの業界平均と比較して最低レベルなのでおすすめ証券です。
また、マネックス証券は同じように為替スプレッド(手数料)が50銭で、 米国ドルMMFを外貨建ての業界平均と比較して最低レベルで取引できる以外に、 豪ドルMMFも買うことが可能です。 これはおすすめ証券ですね。
なお、上二つのおすすめ証券会社は、為替スプレッド(手数料)以外の手数料は全てタダです。
これは外貨建てMMFを扱っている他のネット証券会社と比較しても同じですね。
現時点 (2007年2月)では、米国ドルMMFの利率は4.0%程度ですが、豪ドルの利回りは4.8%程度なので、 かなりおトクです。 ただ、豪ドルMMFはスプレッドが140銭もするので、豪ドルの利回りが米ドルなどに比べて1% 以上高くなくなったら、 米国ドルの方がいいかも知れません。
いずれにせよ、外貨MMFでも手始めにやってみようかと思った方は、とりあえず、資料でももらってみてはいかがでしょうか?
なんせタダですし、外貨MMFについて、 分かりやすくイラスト入りで説明してくれています。ヘンな本を買うよりよっぽど分かりやすいです。